おやつやケーキで食べることが多いゼリー. ゼリーは,主にゼラチンからできていることは良く知られています.
けれど,自分でゼラチンに甘みと色を加えてお湯で溶かして固めるだけでは,あまりおいしくありません.
なぜでしょうか?
こたえは,「酸味」です.
ゼリーや,キャンディー,ジュースの多くには「酸味料」が加えられていて,酸味が甘味を引き立てて,おいしく楽しめられるようです.
そこで,今回の実験. 市販のゼリーの素を使い,酸味の役割を実感してもらうことにします.
必要なもの: ゼリーの素(一袋),お湯,食用の重曹(少し),pH試験紙
まず,ゼリーの素をぬるま湯に溶かし,溶液の半分はいつものように固めます.
残りの半分の溶液は,重曹を少しずつ加えて,pH試験紙でpHを確認しながら中和させた後,固めます.重曹はアルカリ性で,酸味の酸と中和し,酸味を消す役割を果たします.
いつものゼリーと,重曹で酸を中和して酸味を消したゼリー. どちらが美味しいですか? 人によって違うかもしれませんが...