高度燃焼技術

アルミ溶解・保持炉の最適設計

現在世界全体で使用しているエネルギーのうち,約9割は化石燃料ですが,化石燃料の燃焼時には地球温暖化の原因と考えられるCO2やその他の酸化ガスが排出されます.地球環境への影響が指摘されていることから,環境問題に配慮したエネルギー利用が必要です.

エネルギーの有効利用は今後の世界において重要なテーマです.本研究室では,エネルギーの有効利用の1つの方法として,火炎からの熱供給効率の向上を目的として研究を行っています.具体的には,燃料種による輻射強度の差異が現れるのかなど,輻射強度の定量を目的としてシミュレーションと実験を行っています.

アルミニウム溶解炉の概略図

アルミニウム溶解炉の概略図

 

研究課題

  • 燃焼炉の熱損失が大きい
  • 燃焼効率が低い
  • CO2やNOxといった燃焼排出物が多い

 

研究アプローチ

  • 実験・シミュレーションで火炎からの輻射伝熱量を決定
  • 炉に高効率で輻射伝熱する火炎の条件を探索
2015-03-21